ローラー戦士大活躍!2南国台湾のUting Huang!

常夏の国台湾。インラインスケートは盛んですが、400mアイススケートリンクは一つもありません。ソチオリンピックでは男子の宋選手が出場権を獲得しましたが、平昌オリンピックでは女子のHuang選手が出場権を獲得です!

ワールドカップではBクラスで優勝を含む優勝を重ね、500m、1000m、1500mでAクラスに昇格しました。特に1000mや1500mではAクラスの上位に入る成績で、現在オリンピック8位入賞圏内にまで上り詰めています。

アイススケート自体は、2003年ごろ。ちょうどチャドヘドリックがアイススケートに転向した頃に挑戦を始めていますが、ショートトラックです。
ショートトラック競技自体の挑戦は2,3シーズン程度でしょうか。どちらかというとインラインスケートのトレーニングの側面が強いように思えました。
ソチオリンピックなどで金メダルを獲得しているビクトル アン、2004年当時韓国のチームで、過酷なトレーニングを積んだ経験もあります。
写真は中国昆明での合宿。僕も参加させてもらいました。

日本、松戸にも国際交流で何度も来日しています。写真は松戸の体育館にて。


足が無茶苦茶長いですね。彼女は一見ゆっくり滑っているように見えますが、一歩の伸びが全然違います。

500m ワールドゲームス。
https://youtu.be/qaEvYnwnNsg?t=27s
 


短距離が得意なのですが、実はスタートは遅く、ゴールでホーク(足を延ばす)ができないという弱点もあります。しかし、いったんスピードに乗ると異次元!リレーでは男子トップと同じラップタイムで滑るらしいです。
500m周りがバタバタやっているところを、ラストのコーナーからすーっと華麗に抜いていきます。

ロシア語の解説なので、誤訳かもしれませんが、現在絶好調の日本の小平選手とラップタイムはあまり変わらないような事が書いてありました。

(機械翻訳の文。Yu-ティン黄の写真では、26.5 のすべての女性のための最速ラウンドをカルガリーになります, 最速は、500メートルのために小平奈緒-26.3 だけだった.)
つまり、500mでの小平選手しか、1000m時のUtingを追い抜くタイムがなかったという事でしょうか?

写真は日光のアイスリンク。僕らと一緒に練習しました。

2014年、ちょうどソチオリンピックの頃に来日していました。
この時はオリンピックに出るぞ!という感じでなく、ロングトラックアイススケートに漠然と挑戦したいという感じでしたね。実際、観光やショッピングが多かったです。
ただ、本格的にレースに出場し始めたのは昨シーズンからだったと思います。しかし、思ったよりも成績が伸びず、難しい挑戦だったように思えました。

父は世界的なインラインスケートコーチの黄錦龍さん。写真上段左。
僕も20年お世話になっている先生です。
インラインスケートの技術では右に出るものはいないかもしれません。それをすべて叩き込まれたのがUtingです。

ロングトラックコーチのライアン シマブクロさん。
名前から推測するに、日系人の方だと思いますが、彼との出会いで劇的に成績が伸び、ワールドカップ参戦、そして短期間で自己新記録を伸ばしBクラスで上位入賞。さらに記録を伸ばしAクラスでも好成績を出し、オリンピックへの切符を手にしました。
この調子で成長を続けたら、、メダルも夢じゃないかもしれませんね!

これは昨年の世界選手権42kmの結果。彼女は準優勝をしています。
元々短距離が得意ではありますが、フルマラソンの42kmもいけちゃいます。
ある時、プライベートでつらい時期があり、走って走って走りこんで乗り越えたと聞いています。

昨年の世界選手権マラソンでは、4位にGuoDan、5位にフランチェスコと先日のアイスワールドカップで1,2位をとった選手よりも、Utingは上の成績でした。たった一年前のことです。
もし、あと一年準備の時間があったらUtingもマススタートで活躍できたかもしれませんね?

まだ小学生の頃のUtingと。オリンピックでの奇跡のメダルに期待しています。

daiskating

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