恵那サンセット大会で優勝しました。
7月21日、久々に出場したリンク系本格的な大会でしたが、1着でゴールする事ができました!
今大会の最大のライバルは男子選手ではなく、女子高生の上田ゆりあ選手!現在日本のショートトラックでは同世代では1番で全日本強化選手にも選ばれている選手です。
現役から離れている僕からすると、スタミナ,スピード共に上の実力を持っています。
当日の実力を数値化にすると彼女のスタミナが10だとすると、僕が4か5。もっと下かも(笑)
スピードが彼女が10で僕が9といったところでしょうか。
展開は序盤は桃井選手、中盤後半は桑野選手がハイペースで展開を進めます。400m38秒1のペース。200mに直すと19秒0。これに緩急がつくわけですから今の僕にはついて行くだけでもかなりゼエゼエします(笑)
途中、上田選手が後ろで様子をうかがっているのを感じたので、逆に僕が後ろに下がりラスト1周に備える事にしました。ラスト1周で山崎選手がスパート。コーナーから上田選手が加速しラスト300mで上田選手が先頭に立ちます。
このままダッシュするのかと思いきや、ここで上田選手が緩急をつけてきます。
レース後、さすがショートトラックをやっているから駆け引きがうまい的な感想が観客たちから聞こえてきましたが、それは違います。あの緩急のつけ方は完全にインラインスケートのやり方です。
ショートトラックの場合は、序盤、中盤、後半と徐々に上がっていきますが、インラインの場合は序盤でも一気にトップスピードになる時も有れば、後半でもスピードを強く緩急をつけてスパートをかけるような駆け引きを行います。
それを15歳の選手が絶妙な仕掛けをしました。ラストのスプリントでここまでできる選手は日本では少ないでしょう。
世界選手権女子500m。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、先頭の選手が緩急をつけています。このような駆け引きを僕の様子を見ながらラスト300mという短い距離で上田選手がしていました。
ラストの直線100m弱、抜こうと思っても抜けず横に並んでも追い抜けない状況が続きます。体は半分後ろにいたと思います。
足を伸ばしてゴールするも、あまり伸びた気がせず負けたと思っていました。伸びた気がしませんでしたが、自分が思っていたよりも伸びていたようでウィール二個差の勝利。
これは僕が2009年ごろの動画のスクショ。現役時代の感覚が有ったので、今回の伸びは全く届かなかった感が有りました。それでも伸ばすタイミングや加速が体が覚えていたのかもしれませんね。
久々の表彰台
ウィールのレッドマジックハードコアが非常に良かったです。
50m時速計測ではMPCストリートファイトを使用。
テストで軽く滑ったとき、足離れが良くスムーズに進みます。しかし練習では気が付かなかったのですが、高速になるとレッドマジックとの差がでました。
ストリートファイトも悪くはないのですが、やっぱり1万円くらい高いだけありますね(笑)
ストリートファイトはペースで滑る分にはあまり問題はなさそうですが、高速になるとレッドマジックは倍伸びる感覚がありました。
ルマン24の写真を見るとストリートファイト率がなかなか高いので、マラソンや長距離向きなのかもしれませんね。
ゆりあちゃんとセルフィー。
ちなみに今回の3000mタイムが4分46秒。これは篠塚さんの持つ女子日本記録よりも速い記録です。
スタミナ、スピード、駆け引きにも長け、強いアスリートの体つき!
僕は彼女は将来オリンピック選手になると思っています。
現在はショートトラックの強化選手ですが、きっとロングトラックをやっても成功すると思います。特に平昌オリンピックから加わったマススタートで実力を発揮できるのではないでしょうか。
もし将来インラインスピードスケートがオリンピックに加わったら!?彼女はショート、ロング、インラインの3種スピードスケートのオリンピアンになるのも夢ではないと思います!
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